Q&A

よくある質問

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太陽光の基本
  • ソーラーパネルにはどんな種類がありますか?

    シリコン系、化合物系、有機系とあり、現在日本ではシリコン系が主流です。シリ

    コン系は結晶シリコン(単結晶・多結晶)、アモルファスシリコン(微結晶)と細分

    されますが、各メーカーでそれぞれのメリットを生かして組合せたソーラーパネルが

    開発されています。

  • 太陽光モジュールの寿命は?

    モジュールの寿命は20年以上になります。発電性能がほとんど落ちないことは実証

    されています。メーカーによって異なりますが発電保証が25年など長寿命になりま

    す。

  • 「系統連系」、「逆潮流」とは何ですか?

    一般に電力会社の配電線網のことを「系統」と言います。

    この系統に発電設備をつないで運転することを「系統連系」と言います。

    また、「逆潮流」とは、系統連系している設備で発電した電力を系統へ逆流させ

    ることを言います。この場合、電力会社へ電気を売ることができます(売電)。

  • 発電した電気を貯めること(蓄電)はできますか?

    太陽電池自体には蓄電能力はありませんが、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることにより太陽光で創り出した電気を蓄電池に貯めてご自宅の電気として使う事が出来る為、自給自足に近い生活が可能となります。

  • どんなしくみで発電しているのですか?

    「光を当てることで、電子が飛び出して電気が流れる」というシリコン半導体の光電効果を利用して、太陽光エネルギーを電気エネルギーへと変換しています。

太陽光発電システムについて
  • オール電化にした方が、おトクですか?

    生活スタイルや家族構成などによって異なるため、すべての家庭でおトクになると言い切れません。ただ、発電している昼間の時間帯は、使用電力量が発電量を超えなければその分は光熱費はかかならいということになります。また、電気料金を季節と時間帯で細かく設定できるオール電化住宅用の電気料金メニューもあるので、おトクになる可能性が高いと言えるかもしれません。

  • 地震対策されていますか?

    取り付ける住居が、建築基準法に基づいて建てられている建物であれば問題あり

    ません。更に、太陽光発電システムは振動試験やねじれ試験などの信頼性試験に基

    づいて開発されており、十分な地震対策がなされています。

  • 室内環境は変わりますか?

    屋根の上に設置した太陽電池モジュールが断熱材の役割を果たすため、屋根の下

    にある部屋の保冷・保温効果がアップ。冷暖房の効率を高めるなど、省エネにも

    効果を発揮します。

  • 落雷の心配はありませんか?

    太陽電池モジュールが落雷を受けやすいということはありません。もし落雷を受け

    た場合でも、システムの回路内に設置された一定性能のサージアブソーバー(避雷

    素子)で誘導雷対策を行うなど、被害を食い止める対策がされています。

  • 風や台風は大丈夫ですか?

    太陽電池モジュールの屋根への取り付け強度は、建築基準法に基づき強風にも耐

    えるように設計されています。また、沖縄諸島をはじめとする特に強度を要求され

    る地域、塩害対策が必要な地域についても、それぞれに専用の太陽電池モジュール

    や架台が用意されています。

  • 操作は必要ですか?

    太陽光発電システムは、日の出とともに自動的に運転を開始し、日の入りととも

    に自動的に停止しますので、面倒な操作は一切必要ありません。また売電、買電

    も自動で行われます。

発電について
  • 発電以外の効果はありますか?

    屋根の上に設置した太陽電池モジュールが断熱材の役割を果たすため、屋根の下

    にある部屋の保冷・保温効果がアップ。冷暖房の効率を高めるなど、省エネにも

    効果を発揮します。

  • 停電した時、地震などの災害時には使えますか?

    災害の際の停電時でも、太陽電池モジュールなどの機器に損傷が無く、自立運転
    機能のついたパワーコンディショナを使用している場合は、非常用のコンセントとして使用が可能です。

  • 季節や地域によって発電量は変わりますか?

    製品によっても異なりますが、太陽電池モジュールは一般的に、温度が高くなりす

    ぎると変換効率が低くなります。そのため、真夏の日照量が多い時期よりも、比

    較的涼しい5月頃に発電量が多くなるケースがあります。また、日中の気温差や日

    照時間なども発電に大きく影響するため、地域によって発電量は異なります。

  • 気温によって発電量は変わりますか?

    気温も発電量に影響します。太陽電池モジュールは、高温に強いタイプと性能が

    低下するタイプがあります。平均気温の高い地域では高温に強い「薄膜型シリコ

    ン」や「アモルファス型シリコン」、平均気温が低い地域では「結晶型シリコ

    ン」を設置するなど、年間の発電量や特性を確認し、太陽電池モジュールを比較

    検討する必要があります。

  • 影の影響はありますか?

    山やビル、樹木や電柱などの薄い影が太陽電池モジュールにかかった場合、発電量

    は低下しますがゼロにはなりません。影ができた部分でも、周囲から入射する散乱

    光によって1/3~1/10程度は発電します。現地調査の段階できちんと確認しておく

    必要があります。

  • 雪が積もった場合は大丈夫ですか?

    太陽電池モジュールに積雪があれば発電量は期待できませんが、雪がパネルから滑

    り落ちる角度でのモジュールの設置や、積雪以上の高さの補高台への設置など、

    導入計画をしっかりと立てれば雪国での使用も可能です。

  • 雨や曇りの日は発電しますか?

    太陽電池の発電量は太陽電池モジュールに入射する光の強度に比例するため、

    雨や曇りの日には発電量が低下します。一般的には、曇りの日で晴天の1/3~1/

    10、雨の日では1/5~1/20となります。雪の日にモジュールが雪に積もっている場

    合はほとんど発電しません。

  • 屋根の向き、勾配によって発電量は変わりますか?

    太陽電池モジュールを設置する方角については南面が最も発電量が多く、南面

    と比較して、真東・真西で約85%、北面で南面の約66%まで発電量が低下しま

    す。傾斜角度については、東京や大阪では水平から30度、那覇では20度程度が理

    想とされるなど、緯度によって異なります。

  • 最適な設置方位はありますか?

    日射量の多い南向きの屋根がおすすめです。

    また、南向きを100%とすると西向きと東向きは85%となりますが、十分発電には適

    した方角です。北向きは日射量が少ないため、おすすめしません。

  • 発電状況は確認できますか?

    電力モニタで、毎日の発電状況はもちろん、年間の発電量データも確認することが

    できます。

  • 発電量は何によって変わるのでしょうか?

    日々の天候によって発電量が異なります。太陽光パネルにあたる日照の強度に比

    例して発電します。

電気料金・売電について
  • 廃棄時、システムはどうなりますか?

    現在では残念ながらまだリサイクルやリユースの市場が確立していません。
    太陽光パネルは寿命が長く、まだそれほど家庭からの廃棄がないためだと思われます。

    廃棄する際は「一般産業廃棄物」扱いとなりますので、詳しくはお問い合わせください。
    2014年1月より、一般財団法人「太陽光発電システム鑑定協会」がパネルの回収・再資源化サービスを開始します。パネル以外の架台等は解体・再生可能になっています。

  • 太陽光発電システムがクリーンな電気を発電しても、システムを製造する時に大量の電気を消費していませんか?

    太陽光発電システムの製造時に消費される電力と同量の電力を、製造されたシステム自身が発電するのに結晶系太陽電池で1.5年、アモルファスで1.1年程度かかります。これをエネルギー・ペイバック・タイム(EPT)と表現します。すなわち、システムを設置して1.5年目以降は、全くクリーンな電気をお客様自身で創出・使用できます。

  • 売電を増やすにはどうしたらいいのですか?

    日頃から省エネ意識をもって生活することが大切ですが、省エネ性能の高い電化製品やLED照明の導入、おトクな電気料金メニューが使えるオール電化の導入なども効果的です。

  • 買電金額と売電金額は相殺されるのですか?

    買電金額と売電金額は相殺されずにそれぞれ扱われ、電力会社に買取ってもらった分の入金は指定の銀行口座に振り込まれます。

  • 売った電力はどうなるのですか?

    電力会社の電線に戻されたあと、近隣の家庭などで使用されるため、無駄になることはありません。

  • どうやって売電するのですか?

    家庭に太陽光発電システムを導入した際に、地域の電力会社に対して自動で余剰電力を売るしくみが組まれるため、面倒な手間はありません。
    電気の売買状況は、家庭に設置された電力モニタによってリアルタイムに知ることができます。

  • 売電金額はいくらですか?

    2009年11月からスタートした「太陽光発電の新たな買取制度」では、2010年度に太陽光発電システムを導入した場合、以降10年間は固定で48円/kWhとなっておりました。
    2018年度に導入した場合は、26円/kWh(10年間固定)になります。価格は設置費用の低減などを考慮して毎年改められています。

  • どれくらい節約できますか?

    自宅の屋根で発電した電力を日々の生活に使用するため、設置後に消費電力が増えることが無ければ、毎月のランニングコストが削減できます。さらに、家庭で使い切れなかった分の余剰電力は電力会社が買い取ってくれるため、省エネを心がけることで、より大きな経済効果が期待できます。

  • 家庭で使う電気をすべてまかなえますか?

    家庭における電力の消費量は、生活スタイルや地域によっても異なりますので一概

    には言えません。標準的な例としては、一般家庭の平均年間消費電力は5,500kWhと

    いう統計値があり、このケースで想定すると、5kW程度の太陽電池を設置すれば

    ほぼまかなうことができます。

設置について
  • 家庭で使う電気をすべてまかなえますか?

    家庭における電力の消費量は、生活スタイルや地域によっても異なりますので一概

    には言えません。標準的な例としては、一般家庭の平均年間消費電力は5,500kWhと

    いう統計値があり、このケースで想定すると、5kW程度の太陽電池を設置すれば

    ほぼまかなうことができます。

  • 設置場所の高さの制限はありますか?

    太陽電池モジュールの設置できる高さは地上13メートルまでとなります。これより

    高い場所(13メートル以上31メートル未満)では、高所用太陽電池モジュールが用

    意されています。

  • 設置工事期間はどれくらいですか?

    新築と既築の住宅に設置する場合で異なりますが、1~3日の工事期間があれば

    設置することができます。ただし、発電開始は各電力会社との手続きが完了したあ

    と(設置から約1~2週間後)になります。

    お申込みから発電開始(連系工事)までですと目安で一ヶ月半(時期により異なり

    ます)

    設置は1日~2日で終了になります。

  • マンションなどの集合住宅に設置はできますか?

    既築マンションの屋根に、世帯単位のシステムを設置することは現状不可能です

    が、マンションのベランダに設置できる小型太陽光発電システムなども販売されて

    います。ただ、一戸建住宅と同レベルのメリットを得ることは難しいのが現状で

    す。新築のマンションのなかには、世帯単位で設置し使用できる太陽光発電対応マ

    ンションや、住民の共同所有物として太陽発電システムを設置し、エレベーターや

    照明などの共有設備の電力として利用しているケースもあります。

  • どんな屋根にも設置できますか?

    太陽電池モジュールを設置する面積が十分であれば、設置できる場合がほとんどで

    すが、陸屋根の場合は一部設置できないケースがあります。また、屋根の強度や

    材質によっても設置をお勧めしない場合もあります。こちらは現地調査での確認

    が必要になります。

  • 設置費用は回収できますか?

    新築と既築の場合や、設置した太陽電池モジュールなどの条件によって、導入費用

    の償却年数は変わってきます。2010年以降、余剰電力の買取制度が実施されてい

    るため、使用する電気代を削減できれば、それだけ償却期間を短くすることができ

    ます。より正確な設置診断や費用対効果などをご提供させて頂くのにも、一度現

    地調査、ご相談させてください。

  • 設置費用はどれくらいかかりますか?

    太陽光発電システムの設置には、機器一式、設置架台、電機・設置工事費などの費用がかかりますが、これらの費用は設置条件やモジュールのタイプなどによって異なります。なお、各県の市町村におきましては補助金制度もありますので詳しくはお問合せ下さい。

  • どんな機器を設置するのですか?

    太陽光から直流電力を発生させる「太陽電池モジュール」をはじめ、太陽電池モ

    ジュールで発生した電気を集める「接続箱」、家庭で利用できる電気に変換する

    「パワーコンディショナ」、売電用と買電用2つの「電力量計」、発電状況や電力の

    売買状況、家庭内の消費電力の見える化をしてくれる「電力モニタ」などの機器

    を設置します。

  • 設置前に確認するポイントはありますか?

    1.自宅の屋根に太陽光発電システムが設置できるか、2.どのメーカーが適してい

    るか、3.どのくらい発電するか、4.設置費用と何年で導入費用が回収できるか、

    5.信頼できる業者かどうか、6.支払い方法、といった点は導入前に知っておきた

    いポイントです。

補助金・ローンについて
  • 住宅ローンは使えますか?

    新築時にはもちろん使えます。
    また、既存の住宅に太陽光発電システムを導入する場合でも、住宅ローンに設置費用を組み込むことで、金利優遇などのメリットを受けられるケースもあります。

  • 補助金申請はいつどうやってもらえますか?

    自治体によっても異なりますが、基本的には工事完了後に支払われます。
    国の場合は、システムの設置後に運転を開始してから、運転実績書類などを含む「補助金交付申請書兼完了報告」を提出し、審査後、約1~2ヶ月程度で指定口座に振り込まれます。設置費用の支払い後に補助金が振り込まれるということになりますので、お支払いの際にはお気をつけください。

  • 補助金申請の手続きはどうしたらいいのですか?

    自身での申請も可能ですが、市区町村で申請手順や提出書類が異なるなど、作業は複雑なものとなります。もし手順を間違えたり書類に不備があったりすると、補助金を受給できないケースもあります。弊社で代行いたしますので、ご安心ください。

  • 補助金はいくらでますか?

    家庭への太陽光発電システム導入時には、市区町村からの補助金も受給できる場合があります。お住まいの地域の補助金の有無や金額は、ご確認ください。なお、予算状況によっては受付が終了している場合があるため、申請時には各自治体への確認が必要です。

保証・メンテナンスについて
  • 保証はありますか?

    各メーカーによって異なります。
    設置基準を満たした場合に適用されるものですので、詳しくはお問い合わせくだ

    さい。

  • メンテナンスはどの程度必要ですか?

    モジュールに付着した軽い汚れやほこり程度であれば雨風によってほとんど流されます。
    しかし、長期的にご利用いただくことを考えますと、鳥の糞など粘着性のある汚れの掃除や、パワーコンディショナーなどの機器類の定期点検を行う事をおすすめ

    します。

  • 耐久年数・保証期間はどれくらいですか?

    製品や設置場所、設置条件によって異なりますが、一般的に、システムの主役である太陽電池モジュールの寿命は約20~30年です。その他の設置機器も含めた保証期間は、15年間になります(電力モニタは対象外になります)。

環境への配慮について
  • どのくらい地球温暖化防止に貢献できるんですか?

    太陽光エネルギーは「地球に到達するエネルギーの1時間分だけで、人類が1年間に消費するエネルギー量に匹敵する」ほど巨大で、地域偏在性の少ない再生可能エネルギーです。
    発電時にCO2を排出しない、クリーンなエネルギーが特徴です。たとえば、1軒あたりの年間削減量は、約6,000m2のブナ森林が1年間に吸収するCO2量に匹敵します。
    ※太陽光発電、CO2の試算条件。太陽光発電4.0kW搭載の場合ブナ天然林のCO2吸収量原単位=4.6(t-CO2/ha・年)

    また、3kWシステムで、火力発電所に置き換えると年間に石油762リットル、二酸化炭素2,070kgCO2の削減に貢献することができます。